現役看護師が教えるストレスフリーな介護術

辛い介護の日々をもっと楽にしていきましょう!

経済的負担を抑えるよう

在宅介護を行う上で、

気になるのがその費用ではないでしょうか?


f:id:bazirisuka:20210525173146j:image

 

例えば…

・介護用品の購入

・自宅の改修工事をする際の費用

訪問介護やヘルパーさんを利用したり、

 デイサービスなど介護施設へ通う費用など

 

しかし、適切な制度を利用することで、

費用の減額支援金

受け取ることができます。

 

 

ステップ1

自己負担を軽減する制度

 

 「高額介護サービス費制度」

 介護サービスを利用すると

自己負担割合は1~3割になります。

その自己負担が高額になった場合に

適用されるのが、高額介護サービス費です。

 

個人や世帯の所得によって

決められている。

月々の負担額上限を超えた分が、

介護保険から支給される制度です。

 

対象外のもの

福祉用具購入

・住宅改修の負担

・施設における居住費および食費

・理美容代などの日常生活に要する実費

・生活援助型配食サービスにかかる負担等

 

 「高額介護合算療養制度」

1年間の公的な医療保険介護保険

サービス費の自己負担額が

高額になってしまった場合に、

それを軽くするためのしくみです。

 

※基準額の金額は、要介護者の年齢と収入に

よって細かく決められているため、

担当のケアマネージャーさんや各自治体の

介護保険窓口」「医療保険窓口

で相談をしてください。

 

対象外のもの

自身の要介護区分の支給限度を

超えて利用したサービス費用のほか、

 

福祉用具購入費

・住宅改修費の自己負担分

・施設サービスなどでの食費や滞在費など

 

 

ステップ2

 いろいろな制度を知ろう

 

日本の保険制度には

数多く種類が多くあります。

ですが、その多さと手続きの複雑さから

制度に対する知識が不足しています。

 

経済的負担を軽減するためには、

あらゆる制度知識を知ることが

鍵となるでしょう。

 

 

あなたも知らずに

をしているかもしれません。

f:id:bazirisuka:20210525172945j:image

 

しかし、独学では難しいと思うので

市役所ケアマネージャー

かかりつけ病院の相談員さん

相談してみましょう。

その食事介助で大丈夫?

 

突然ですが

今の食事介助で大丈夫ですか??

 

 

食事を自分で食べれない方

高齢者や障害を持った方には

そのお手伝いをしなければなりません。

 

 

 

食事介助って

ただ食べさせてあげるだけだと

思っていませんか?

 

高齢者にとって食事は

命に危機に関わります!

 

注意すべきはムセ込みです。

人はムセ込むと肺を痛めてしまい、

肺炎を引き起こします。

 

 

また、口の中に食べ物が残っていると

細菌が発生します。

放っておくと、肺の中で炎症を起こし、

肺炎に発展してしまいます。

 

医療現場では多く見受けられ、

抗生物質を投与するなど

適切な治療を受けることで完治します。

 

しかし、70歳以上の死因では第4位

厚生労働省:死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合

 

高齢者にとって

肺炎は天敵と言えるでしょう。

 

 

  • ムセ込みによる窒息

「食べ物を詰まらせて窒息死する」という

不慮の事故は年々増加しています。

 
f:id:bazirisuka:20210521211059j:image 

出典:平成21年度「不慮の事故死亡統計」の概況』(厚生労働省) 2018年11月19日更新

 

高齢者は飲み込む力が弱くなっているので

食べ物が喉に詰まりやすくなります。

 

医療現場では詰まらせた場合、

速やかに吸引器で吸引することで

対処しています。

 

自宅では専用機器などがないため、

対処方法を知らなければ

窒息死する確率は上がります。

 

食事が詰まり

呼吸が止まるまではあっという間です。

 

私の勤めている病院は

食事介助の際は十分注意するよう

指導を受けています。

 

高齢者の方は病院でも

窒息するリスクは非常に高く

そして、突然に起こり得ることなのです。

 

 

しっかり誤嚥を予防をしてトラブルを

未然に防いでいきましょう!

 

 

 

それではムセ込みを防ぐ方法とは?

 

 

 

ステップ1

ムセ込みを起こす原因を知る

 

  • 加齢による唾液の量が減少

唾液の減少により、

食べ物が喉を通りにくくなってしまう。

殺菌効果も減少してしまうため、

口腔内の細菌は増殖する。

 

 

  • 飲み込むための筋力が低下     

食べるとは、舌や様々な筋力を使って

飲み込みを行っている。

加齢により全体の筋力が低下する。

 

ムセ込んだ時には詰まった物を

吐き出す力も弱くなってしまう。

食べ物が喉で停滞することで

肺炎や窒息を引き起こしやすくなる。

 

 

  • 不安定な歯の状態

入れ歯が合わなかったり、歯が無ければ

食べ物を噛み砕くことができなくなる。

大きな食べ物を飲み込むのは

ムセ込みのリスクを高してしまう。

 

 

  • 口腔内の清潔が十分に保たれていない

口の中の食べカスから細菌が発生。

発生した菌が食道を通って

肺に侵入することで肺炎となる。

元々高齢者は免疫力も低いため

細菌に負けるリスクが高い状態である。

 

 

 

ステップ2

  ムセ込み予防のポイントを知る

 

 〈飲み込む力を鍛える

 ●首の周りの筋肉をほぐす

ゆっくり前後・左右に動かし、

首筋をしっかり伸ばすことを4、5回繰り返す


f:id:bazirisuka:20210521225322j:image 

 

口のトレーニン

頬をふくらませたり、

へこませたりを繰り返す。

舌を思い切り前に出したり

引っ込めたりを行う。

 

早口言葉や歌を歌うなど

声を出すこと

大笑いすることでもOK!

 

基本は「無理はしないこと」です。

簡単でいいので毎日行うことを目標にし、

継続することが大切です。

 

 

 〈食後すぐに寝ないこと〉

「食べてすぐ寝ると太る」から…

 ではないですよ(笑)

 

本当は横になることで、

胃の中に入ってる食べた物が

逆流するからです!

 

食べ物が逆流すると吐き気嘔吐

してしまいます。

食べた物が次は食道ではなく、

気管に入ってしまうことがあるのです。

 

その結果、

肺炎の発生や

気管に逆流した食べ物が

詰まり窒息する危険もあります。

 

絶対に

食後10~20分

横にならないようにしましょう。

 

 

 〈食事に集中する〉

テレビやおしゃべりをしながら

食事をすると気が散り、

ムセ込む確率は高くなります。

 

しっかり食事に集中できるように

環境を整えてあげましょう。

 

例:テレビを切る

テーブルに食事に関係ない物は置かない

会話はタイミングを見ながら行う

 

〈よく噛んで食べる・ゆっくり食べる〉

しっかり食べ物を噛み砕いて食べましょう。食べ物が大きいままだと、

喉に詰まらす原因にもなります。

また、早食いもダメです。

ゆっくり噛んで食べるようにしましょう。

 

 

ステップ3

 食べる姿勢を整える

 

安全な食事をする上で重要視したいのが

食べる時の姿勢です。

 

〜椅子に座って食事を摂れる方〜

椅子に座ることができる方は

なるべく椅子に座って食事をしましょう。

ベッドから離れることは

寝たきり予防にもなります。

 

・椅子とテーブルの高さを合わせる

 (テーブルに手を置いた時に肘が90°に曲がる程度が良い)

・椅子に座った時、

 両足がちゃんと床につくことを確認する

・やや前傾姿勢になる

 (アゴを引くとムセ込みにくくなります)


f:id:bazirisuka:20210524220350j:image 

  

 

〜ベッドで食事する場合〜

座ることができなければ、

ベッドで食事をされる方もいると思います。

 その様な方は

 

 ・背もたれを30°以上にしましょう

  できれば60°ぐらいがGoodです!

 

・背中だけではなく、クッションなどを

膝の下に入れて足も少し挙げましょう。

(ベッドからずり下がってしまうため)

 

・頭は枕を入れ、前傾になるようにする。

 

片麻痺や座位保持が難しい場合は

左右にも体がズレてしまういます。

その場合はクッションを使って

肘置きにすれば、安定しやすくなります。


f:id:bazirisuka:20210524220005j:image

 

ステップ3

食事介助の注意点を知る

 

自分で食事が食べれない場合

介助者する側にも注意することがあります。

 

 〜食事前

ムサ込みしやすい食べ物を把握すること

事前にムセ込みやすい食べ物を

知っておくといいでしょ。

 

 サラサラした物:お水、お茶

 パサパサした物:パン、焼芋、ゆで卵

 口の中にくっつく物:ワカメ、のり、餅

                  など

ムセ込みにくい食べ物

ゼリー状・プリン・豆腐状など

 

食事の内容に工夫をしてあげましょう。

市販でも買うことができる

トロミ剤が便利です。

 

食事中

 

        介助方法

 

・食事開始前に水分を摂ってもらう

 口の中が渇いていると、

 飲み込みがしにくくなるからです。

 

・立って介助しない

 立ちながら食事介助行うと、

 圧迫感を与えてしまいます。

 

 高い所から食事を口に運ぶと

 相手のアゴが上がりやすくなり、

 気管には入りやすくなります。

 

 正面に座ることも圧迫感を

 与えてしまうので

 横に座り、寄り添うイメージで

 介助しましょう。

 

・飲み込んだことを確認してから

 次の食事を口に運ぶ。

 

 食事介助で難しいのはスピードです。

 個人差があり、相手の食べる速さが

 どの程度が把握しましょう。

 

 口の中にまだ食べ物が残っているのに

 口を開けて食べようとする方もいるので、

 「ゴックン」したか確認しましょう。

 

リスの様に頬いっぱいな状態になると

ムセ込むリスクは高まります。


f:id:bazirisuka:20210524230239j:image

 

食事後〜 

食事が終わればしっかり

口腔ケアを行い清潔にしましょう。

 

口の中に食べカスが残っていると

虫歯だけではなく、細菌が増殖し

肺炎の原因にもなります。

 

ステップ4

誤嚥・窒息した時の対応方法を知る

 

どんなにムセ込み予防をしても

完全に0%にすることは不可能です。

もしもの時のために

対処方法を頭に入れておきましょう。

 

1)窒息のサインを確認する

・声がない

・弱い咳

・増悪する息苦しさ

・チアノーゼ(唇が紫色になる)

 

2)ムセ込みが軽度の場合

咳は体が気管に入った食べ物を

吐き出そうとする現象です。

強く咳き込んでいる場合は

そのまま異物が吐き出されることがあります。

 

3)食べ物を吐き出させる

咳き込みで排出されない場合は

緊急処置が必要になります。

 

背部叩打法

前傾姿勢にし、

背中を手のひらで左右の肩甲骨中央を

何度も叩く方法。


f:id:bazirisuka:20210606202744j:image

 

 

 

腹部突き上げ法(ハイムリック法)

後ろに回り、ウエスト付近に手を回す。

一方の手で握りこぶしを作り、

へその上方で、みぞおちより下に回す。

すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げる。

 

f:id:bazirisuka:20210525125139j:image

 

※腹部突き上げ法を実施した場合は、

内蔵にダメージを与えるので、

かかりつけ医に診察を依頼しましょう。

 

 

長くなりましたが、以上のように

食事することは命の危険に関わってきます。しかし、食事を楽しみにしている

高齢者の方は沢山いらっしゃいます。

 

食事は楽しく、安全に行いましょう!

 

<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3NL0CV+DE94S2+52WG+609HT" rel="nofollow">

<img border="0" width="468" height="60" alt="" src="https://www27.a8.net/svt/bgt?aid=221009935810&wid=001&eno=01&mid=s00000023704001009000&mc=1"></a>

<img border="0" width="1" height="1" src="https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3NL0CV+DE94S2+52WG+609HT" alt="">

自身の体を守ること

 あなたの腰の痛み大丈夫ですか?

 

  

 在宅介護をする上で大事なことは

「介護する側が元気でいること」

だと私は思っています。

 

 介護の中で1番負担を掛けている部位は腰です。

私も新人の頃は、入職して数ヶ月で腰の痛みが出てきました(^_^;)最初は筋肉が少ないからなのか、筋トレしていました(笑)

 それから看護師にはコルセットをしている人も沢山います!

 

 

 腰痛が理由で看護師や介護士を辞めてしまう人も少なくはありません。

 今や厚生労働省も腰痛予防についてガイドラインを発信しています。

 

職場における腰痛予防の取組を! |報道発表資料|厚生労働省

 

 

 

ステップ1

 ボディメカニクスを取り入れる

 

ボディメカニクスとは…】

 無駄な力を使わず、介護する側や介者される側の負担を軽減する手法です。


f:id:bazirisuka:20210519112320j:image

 

介護される側の重心を中心にまとめる

 力が分散すると負担が大きくなるため、介護される側の手足などを出来る限り小さくまとめる。力が中心に集め、容易に介助できるようになる。

 

身体に出来るだけ近づく

 お互いの体(重心)を近づけることで移動の方向性がぶれにくく、一方向に対してより大きな力が働き、少しの力で介助ができるようになる。

 

両足を開いて支持面を広くとる

 介護する側は足幅を前後左右に広くとること(支持面)で、安定するとともに、足や腰の力が伝わりやすくなる。

 

重心を移動させやすい姿勢をとる

 支持面を広くとるとともに、膝を曲げて腰を落とすことで、姿勢が安定し、足や腰の力が伝わりやすくなる。また、負荷位置が下がり、腰への負荷が小さくなる。

 

大きな筋肉を使う

 腕や指先だけで介助するのではなく、思い切って肩や腰、足などの大きな筋肉を同時に使用する。1つの筋肉にかかる負荷が小さくなり、大きな力で容易に介助することができる。

 

重力に逆らわないように水平に引く

 持ち上げるのではなく、水平に滑らせるよう移動させることで負担が少なくなる。また、上下(垂直)に動かさざるを得ない場合に限っては、前傾姿勢ではなく、上体(腰)に加えて、膝の屈伸を利用することで、腰への負荷を小さくできる。

 

ステップ2

 介護される側にも協力してもらう

 

 残念ながらボディメカニクスだけでは腰痛を完全に予防することはできません。

 

介護される側にも協力してもらいましょう!

  • 腰を上げてもらう
  • ベッド柵を掴んでもらう
  • 足に力を入れてもらう

            など

 

 介護される側も完全か寝たきりではないのであれば、自分ができることは自分でしてもらいましょう!

 全てしてあげることが介護ではありません。

高齢者の方は自分が持っている力を維持させてあげることが大切です!

 

 人の体は使わないとすぐに機能不全になってしまうのです。ですので、時には心を鬼にして厳しく接しなければならない場面もあります。

 

ステップ3

 福祉用具を活用しよう 

 

福祉用具とは

 電動ベッドや手すり、歩行器など様々な道具があります。

 上手く利用することで介護がとても楽になります。

 介護保険でレンタルもできるので、ケアマネージャーさんと相談してみてください!

 

何度も聞かれてイライラしてるあなたへ

認知症の方を介護してる方には

「何回も同じ事を聞かれて疲れる」、「イライラする」といった方は少なくないはずです。

 

の務めてる病院にも認知症患者さんは沢山います。

ご飯の時間を何回も聞いてくる方、トイレに行ったのにそれを忘れてすぐにまたトイレに行くという方数多くの認知症患者さんを看護てきました。

しかし、どうしても「はぁ〜」と溜息してしまいます(^_^;)


f:id:bazirisuka:20210518170948j:image

在宅介護をしてる方は更に大変だと思います!

そして、何回も聞かれる側は次第にイライラしてストレスを感じてしまいますよね。

 

今回はそんな時に実践して欲しいことがあります。この方法をすれば、イライラも減るはずです!

 

 

ステップ1

理由を知ろう

 

そもそも何故、何回も聞いてくるのか?

それは

認知症だから」だけじゃないんです。

認知症

脳の機能低下が原因となって引き起こされるさまざまな症状のことです。

記憶障害:

 人の名前や最近の記憶を忘れてしまう

見当識障害:

 自分のいる場所、日時を思い出せない

 

この2つの症状が何度も聞いてくる身体的要因です。

 

そして、精神的要因もあります。

認知症の方は新しい情報を整理するのがとても苦手です。情報整理ができないため、不安が強くなってしまいます。

不安が積み重なることで、安心を得ようと確認のため何度も聞いてくるのです。

 

 

 

ステップ2

不安を感じさせない対応をする

 

介護する側が「さっきも言ったでしょ!」「また同じ事聞いてこないで!」と苛立ちや怒りを見せると

認知症の方は「なんで怒ってるの!?」「何でちゃんと聞いてくれないの!?」と逆に不安を感じ尚更何度も聞いてきます。

 

では不安を感じさせない方法とは?

  • まずは話を聞くこと

  真剣に聞くのではなく、受け流すようにオウム返しでもOKです。話を聞いてくれたことで「わかってくれた」と感じる方もいます。真剣に聞くことは、いいことですが必ず介護する側が疲れてしまいます(^_^;)

 

例)患者「ごはんはまだですか!」

   私「はい。まだ準備してるので待っていてください。」

 

  • 次に目的を聞く

  何故そうしたいのか、どうしたいのか、目的やを聞いてみてください。  

  患者「ごはんまだですか!」

   私「まだ準備してるところです。今は何が食べたいですか?」

 

と質問をしてあげることにより、返ってくる答えが的を外していても、質問が刺激となり衝動性が緩くなることがあります。更には話題を変えることで興奮性を抑えることができます。

 

私はこの方法で、認知症患者さんと関わっています!病院には不穏症状(興奮状態)が出る方は沢山いるので対応策はバッチリです!

認知症との関わり方

 

「言う事を聞いてくれない」、「さっきも行ったのにこれで何回目?(-_-;)」「何故かいきなり怒り出した」といった毎日の介護のなかでネガティブ思考を感じる経験はありせんか?

 

認知症を上手くコントロールできるコミュケーション方法があります!

 

 

介護拒否や徘徊、暴言・暴力で悩んでませんか?

その悩みを一緒に解決していきましょう!!

 

 

認知症との関わり方

 

ステップ1

認知症を知りましょう

 まずは、認知症についてしっかり把握するがことが大切です。

認知症とは

認知症|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

 

ステップ2

好きなこと・嫌いなことがあることを知ろう

 認知症の方は記憶障害や見当識障害(時間や季節を忘れるなど)を抱えても様々な想いを持って生活をしています。その中でも以下の様な傾向があります。

 好きなこと

  • 昔話を好む
  • 自分の家や自分の部屋を好む
  • 今までしてきた習慣を自分でしたい
  • 安心できる人や家族

 嫌いなこと

  • 環境の変化(入院や施設入所)
  • 初めての人と関わること
  • できないと決めつけられること
  • 新しいことを覚えること

 

みなみに私の場合、認知症の方が入院すると環境が変わってしまうため、夜勤なんかは「ここはどこ!?」、「帰らせて!警察呼ぶわよ」と夜中に病院から出ようとする患者さんは数多くいました(^_^;)

 

ステップ3

心構えを持つ

 実際にコミュケーションを始める前に自分の心の準備をしましょう。

  • 頑張り過ぎないこと
  • 適度な諦めと受容

 やはりなんでも頑張り過ぎは良くないです。介護する側が鬱や精神病になってしまうリスクがあります。

 認知症と関わる上で大切な家族であっても、イライラしてしまったり、怒りが込み上がってしまう場面は必ずやってきます。

感情のコントロールをしっかり行い、ストレスを溜めないように注意していきましょう。

 

ステップ4

実際にコミュケーションを行っていく

 1番大切なのは「信頼関係」です。

認知症初期段階では、その本人も実は認知症ではないかと不安を感じています。本当はものすごくストレスを感じていて、助けて欲しいと思っています。

そのストレスが認知症の症状として現れてると言われてます。安心させてあげる、信頼が大切になるわけです。

 

信頼関係を築くための注意すべき点

  • 傾聴、褒める、相槌を打つ

  話を聞いてくれる、認めてもらえるそれだけでも、認知症の方は嬉しく思います。

  • 拒否と否定

  たとえ認知症になっても本人のプライドや自尊心が失われるわけではありません。また、否定されることで本人のストレスが増大することにより増々症状が悪化します。しかし、注意は別です。本人は考えて行動や発言をしているので、まずはちゃんと理由を聞いてから考えを訂正してあげましょう。

  • 無視や放置はしない   

  無視や放置をしてしまうと、本人は孤独感を感じてしまい、不満が溜まります。それが暴言や暴力となって表面化してしまうケースもあるので注意が必要です。  

 

以上4ステップです。

 これで、認知症を上手くコントロールできるコミュケーションが取ることがでるはずです!是非実践してみてください。

疲れを癒そう

 在宅介護介護では休みがありません。 そんな日々の介護で疲れを感じたり、夜中でも起こされてしっかり睡眠時間がとれず、睡眠不足を感じてる方は多いはず! その疲れや睡眠不足が介護うつや介護放棄などに繋がってきます。 

今回はその疲れを少しでも軽くできるように、しっかり睡眠を取れるようになる方法をお伝えしていきます。 「疲れたなぁ…」と感じた時こそ注意してください。手遅れになる前に対策していきましょう!

ステップ1 ボディメカニクスを身につける ボディメカニクスとは 「神経系や骨格系、筋系などの力学的相互関係を取り入れた技術のことである。」と看護師の教科書に載ってます。 つまり、無駄な力を使わずに介助者の負担を軽減する手法ということです! これを実践することで、腰や肩を痛めることなく介護ができるようになります。 まずは体の負担を減らして疲れにくくしましょう!

ステップ2 誰かに相談し、精神的疲労を減らす とにかく一人で抱え込まないことが大切です。 誰でもいいので、相談しましょう。もちろん愚痴でもいいです! 専門的な答えが欲しければ、地域包括支援センターやかかりつけ医の病院の相談員(ソーシャルワーカー)に相談するのもいいです。一人で抱え込まない!

ステップ3 夜はしっかり介護者に寝てもらう

介護者が睡眠のリズムを崩すと、介護する側の休息時間にも影響が出てきます。 「寝てくれない」「夜中に起こされる」といった悩みは介護する方にとって大変な悩みだと思います。 そこで介護者に夜はしっかり寝てもらうことが大切です。 しかし、加齢とともに睡眠に係る体温やホルモン分泌などの生体機能リズムが早い時間にずれ、高齢者は若年者に比べて早寝早起きになる傾向があります。

夜寝てもらうためには… ・朝決まった時間にしっかり日光を浴びる  日光には目を覚ますホルモンを刺激する作用があります。日中しっかり日光を浴びることで生体機能リズムを整えることができます。

・昼間の活動を増やす  寝れない原因に活動力の低下があります。まずは、ベッドから離れることが大切です。食事の時は食卓につき、家族と食事をすることも、生活の中の大事なリズムです。 あとは散歩やデイサービスなどに通うなど。 しかし、「外にでたくない」「動けない」様々な理由で散歩やデイサービスに行けない方もいると思います。そのような方は家の中でできること(会話、ナンプレや塗り絵、編み物etc)介護者の好きなこと、興味があることを勧めてください。これも立派な活動です! それでも思い付かない方はケアマネージャーに相談してみましょう!ケアマネージャーはご本人や家族と一緒に考えてくれる方なので、何でも相談しましょう。

・かかりつけ医で内服薬の調整をしてらう

最終的に寝てくれないのであれば睡眠剤に頼ってください。 でもその前に、すでに内服している薬の副作用で寝れないのかもしれません。 また、薬を帰るのに抵抗がある人は漢方を試みるのもいいかもしれません。 漢方のメリットは、より早期の段階で治療が始められるということです。また、「自然の恵みを利用して出来ている薬」ですので、病院に入院している患者さんで薬嫌いな方でも、「漢方から飲んでもいい」という患者はたくさんいました。  ※漢方も副作用はあります。医師に相談をしてください

介護が必要な人も介護する人も睡眠と休息」を確保することは、何よりも大事なことです。そのこと忘れず在宅介護をもう一度考えてみてください。

以上3ステップです。 もちろん介護に正解はないので、あなたに合った方法を見つけていきましょう。 過度な疲労や睡眠不足はあなたを不幸にします!しっかり対策を考えていきましょう。

自分の時間の作り方

毎日の介護で
「付きっきりでどこにも行けない」
「自分の自由な時間がない」



在宅介護では24時間休みなく
毎日続く介護で、
あなた自身が介護疲れを
感じているはずです。

介護疲れは
精神的にも肉体的にも負担が掛かります。
最悪介護うつや腰痛などあなた自身が
病にかかってしまうリスクがあります。

その中でもストレスを溜めないことが
大切です。

「自分の時間が無くなった」、
「いつも付き添っていて買物にも
行けない」と
言う人は多いと思います。

この記事では、誰でもできる自分の時間を作り出す介護術を紹介します。

ステップ1

家族と相談する

まずは身近な家族に相談しましょう。
知らないうちに家族崩壊となりえます!
それを防ぐためにはしっかり話し合いましょう。自分だけが介護するのではなく、時間や役割を分担してください。いろんな人を巻き込んでいいんです!

ステップ2

プロのサービスを上手く利用する

サービスとは
介護保険サービス(訪問介護
、訪問入浴介護、デイサービス、ショートステイ
介護保険外サービス
・行政サービス(紙おむつ助成)
以上の3つがあります。
これらのサービスを上手く利用することで、代わりにプロのスタッフが手伝ってくれます。
「そういうサービス聞いたとあるけど、どうしていいかかわらない。」、「面倒臭そう」と思う人もいるでしょう…
安心してください!
とりあえず、「地域包括支援センター」へ連絡を‼
地域包括支援センター=すべての高齢者の相談を受け付ける施設
となっているので、分からないことがあれば気軽に相談してみましょう!

以上2つだけです!
この2つを行うことで、あなたの自由な時間を取り戻せるはずです。
実践してみてください。