現役看護師が教えるストレスフリーな介護術

辛い介護の日々をもっと楽にしていきましょう!

オムツの使い方

オムツを使用している方で

オムツをしているのに

尿がパットから漏れてしまう」 

 

そんな経験はありませんか?


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尿が漏れてしまうということは

ズボンの着替えや

布団のシーツ替えなど

後始末が大変になりますよね。

 

つまり、

余計な手間がかかってしまいます!

 

また、これからオムツを使い始める方も

「どうやって装着したらいいの?」

「交換の仕方がわからない」など

戸惑ってしまう方もいると思います。

 

今回は

オムツの正しい装着方法

尿漏れを起こさない方法を紹介します。



 

ステップ1

オムツ交換をする前に

 

オムツする側

オムツ交換をする側

お互いに心理的な抵抗感はあると思います。

 

しかし、

オムツ交換を怠ってしまうと

かゆみカブレなど

様々な皮膚トラブルを引き起こします。

 

更に、

オムツ内を不潔にしていると

尿路感染症になってしまう

可能性があります!

 

オムツ交換は

とても大切なことなのです!

 

オムツ交換への抵抗感は

数をこなすことで

慣れてくるはずです。

 

 

ステップ2 

オムツ交換の準備

 

オムツ交換に必要な物は

・使い捨てビニール手袋

・使い捨てビニールエプロン

・おしり拭き

・洗浄ボトル+液体洗浄液など

・新しいオムツとパット

 

使い捨ての手袋とエプロンは必須です!


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汚物には多くの細菌ウイルス

潜んでいるため、

本人だけでなく介護する側も感染から

身を守るためにも必要になります。

 

 

 

ステップ3

オムツ交換の手順

 

オムツ交換は手際良く

短時間で済ませましょう。

 

 

1.始める前にまずは声掛けをする

どんな介助もそうですが、

オムツ交換は特にデリケートな事なので

声掛けをして同意を貰いましょう。

 

2.エプロンと手袋を装着する

感染予防や不潔な領域を広げないために

必要になります。

 

3.オムツを準備する

オムツにはギャザーという部分があります。

そのギャザーを立てることがポイントです。

この部分が尿漏れを防いでくれます。

 

パットにもギャザーが付いているので、

しっかり立てておきましょう。

 

4.汚れたオムツを除去して、陰部を洗う

陰部を洗う時は

洗浄ボトルがあると便利です。

 

洗った後はカブレの原因にもなるので、

水滴をしっかり拭き取りましょう。

特に女性の場合は尿道と肛門が近いので、

尿道から肛門に向って拭いてください。

 

 

      〜ポイント〜

お尻の皮膚の状態を観察しましょう。

皮膚が赤くなったり、乾燥していないか

確認をしてください。

 

5.漏れないオムツの当て方

 

オムツと尿とりパッドの

ギャザーをしっかり立てる

 

 

尿とりパッドを尿の出る場所に密着させる

 

 

足の付け根に隙間ができないように

テープを貼る位置を調節する

 

 

重要なポイントは

パッドのあて方

ギャザーの使い方です!

 

パッドを重ねて使ったり、

大きなパットやオムツを使用すると

隙間ができ漏れる確率が高くなります。

 

 

つまり、

漏れを防ぐためには

パットを増やしたり

大きなオムツを使用するのではなく、

パットの当て方が重要になります。

 

 

 

早速、尿漏れが起きている場合には

パットがしっかり当たっているか

サイズ感は合っているか

を確認してみてください。


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睡眠の介助(夜間の排泄ケア)

在宅介護をしていると夜間に

「何度もトイレのために起こされる」

「頻回にトイレに行くから寝れない

「もういい加減にしてほしい」

 

といった

排泄によって

本人と介助者が共に睡眠不足

感じることはないでしょうか?


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夜間に起こされ、

トイレ介助やオムツ交換をするのは

介助者にとっては大きな負担だと思います。

 

 

今回はできるだけ

夜間の排泄ケアによる負担を軽減させ、

本人・介助者がぐっすり眠れる方法を

お伝えします。

 

 

 

ステップ1

なぜ夜中トイレに行くことが多くなるのか

理解しましょう

 

夜間に2~3回以上トイレで起きることを

夜間頻尿といいます。

 

トイレが多いと悩むのは

高齢者だけではなく、40~50代の

壮年期でも症状が出てきます。

 

それは年齢による身体の変化です。

加齢によって膀胱(ぼうこう)の機能が

低下します。

そのため、尿を貯めれる量が

減ってしまうのです。

 

また、

尿をコントロールする

ホルモン(抗利尿ホルモン)の

量も減ってしまうので、

夜間の尿が増えてしまいます。

 

その他にも

薬の副作用や糖尿病などの病気によって

夜間の尿が多くなったりします。

 

つまり

高齢者の夜間の排泄が多いのは

仕方のないことです。



 

もし、あなたが

「なんでうちだけ…」など

思っているのならば

その悩みはあなただけでは

ないかもしれません。

 

 

 

ステップ2

夜間の排泄ケア対応方法

 

「トイレに行きたい」と言う

排泄欲求を抑えることは難しいでしょう。

尿量を減らす薬に頼るのも一つの手段ですが

もちろん副作用があるので注意が必要です。

 

薬に頼る前に

 

トイレ介助が必要な高齢者の場合

夜間トイレ介助で起こされるのは

辛いですよね。

 

本人も夜間にトイレに行くのは苦痛です

起き始めは、身体も思うように動けないため

転倒のリスクも高くなります。

 

対策としては

夜間だけでもオムツを装着することです。

 

初めてオムツを付ける方は

最初は否定的かもしれません。

しかし、

本人もトイレで悩んでいるのであれば

今がオムツを試すタイミングです!

 

 

オムツを装着しているが

パット交換を頻回に行っている方

 

夜間の尿が多いために

パットを重ねたり大きいパットを使用していませんか?

 

パットを重ねても

吸収量は変わりありません

サイズの合っていないパットも使用すると

動いた時にズレてしまい、

尿漏れの原因に繋がります。

 

 

オムツのパットはサイズが合ったもの

使用しましょう。

 

現在ではサイズが小さくても

吸収率が多い夜用のパットもあります。

 

メーカーによって

サイズ感、通気性や履き心地が違うので

色々な物を試してみるのも

いいかもしれません。

 

ステップ3

福祉用具を利用する

 

まだまだま

自分でトイレに行ける方は

福祉用具を利用をおすすめします。

 

尿器ポータブルトイレが代表的です。

介護保険を取得していれば

レンタルが可能です。



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尿器やポータブルトイレを使用することで

慌てることなく排泄ができ、

転倒する可能性も低くなります。

 

ケアマネージャーさんに

相談するとレンタルの方法や

適切な用具の紹介をしてくれます。

 

最後に

今すぐできることとして

本人が夜間の排泄について

どのように思っているのか

聞いてみてください!

 

悩んでいるようであれば

オムツのことや

介護用品について

提案してみるといいと思います!

 

 

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入浴の介助方法

お風呂は生活する上で

身体を綺麗に保つため

欠かせないものですよね?

 

でも

高齢者の方は

お風呂でも危険が潜んでいます


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また、介助する側も

他人の頭や身体を洗うのは

自分でするのと違うため

加減などが難しいことでしょう。

 

どうやってしたらいいの?」

どんなことに気を付けたらいいの?」など

戸惑うことがあると思います。

 

 

ここでは、

お風呂の介助の仕方と

気を付けるべきポイントを紹介します!

 

 

 

ステップ1

お風呂に入る前に必要な物品を準備する

 

お風呂では

本人を一人にさせない】が原則です!

 

ですので、

お風呂に入る前は

必要な物品を事前に準備しておきましょう。

 

途中で物品を取りに行くのは、

本人を一人にさせしまうので

注意が必要です!

 

 

ステップ2

お風呂に入る時の

気を付けるべきポイント

 

1.身体の皮膚を観察する

入浴の時は

全身の皮膚を観察する事ができます。

介助をしながら

皮膚の乾燥や傷などの

チェックを行いましょう。

 

 

2.体調が悪いときは中止

身体を綺麗にすることは大切ですが、

体調が悪いときに

無理をする必要はありません。

 

温かいタオルで身体を拭く「清拭」や

足だけをお湯につける「足浴

手だけをお湯につける「手浴」など

行ってください。

 

 

3.安全を最優先する

お風呂場は家庭によって

環境が違うため

十分に安全を配慮する必要があります。

 

適度な高さのあるシャワー用の椅子

滑り止めのマット

手すりの設置など、

設置できるものを最大限に利用しましょう。


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家族での介助が困難になった場合は、

訪問入浴サービスやデイサービスでの

入浴などを利用することも、

選考えてみるとよいでしょう。

 

 

4.できるところは本人でやってもらう

できるところは本人でやってもらうように

心がけましょう。

 

身体の前面や局部については、

本人で洗ってもらう。

できることをやってもらうのは、

介助者の負担軽減と

本人のADL(日常生活動作)維持になります。

 

 

ステップ3

3つの場面の注意べきポイント

 

入浴前

体調の確認

発熱はないか

血圧が高すぎないか

気分不良はないかなど

普段と変わりないか確認しましょう。

 

異常がる場合は

中止を検討して清拭などを行ってください。

 

空腹時や食後すぐは控えてください。

水分不足による脱水や

低血糖による

めまいが出現する可能性があります。

 

環境の調整

冬などは寒さによって

身体に負担がかかります。

 

空調設備があれば

脱衣場や浴室を

事前に暖かくしておきましょう

 

 

入浴の手順

・浴槽に入る前にシャワーを浴びる。

 

・椅子など肌が触れる場所にお湯をかける。

 

・足元に気を付け椅子に座ってもらう。

 

・シャワーは適切な温度に設定し、

身体に遠い部分(足先)に当てて、

本人に温度を確認してもらう。

 

・洗う順番は

髪→顔→上半身→下半身が基本

 

・シャワー後浴槽へ浸かる。

お湯に浸かる時間は5分程度を

目安にしましょう。

 

 

入浴後

水滴をしっかり拭き取る

風邪を引く要因にもなるため、

水滴はしっかり抜き取ってください。

特に足裏は入念に!

滑って転けやすくなります。

 

水分補給しっかり取りましょう

入浴後は予想以上に汗をかきます。

脱水予防のため、水分摂取を促しましょう。

 

最後に

お風呂に入る手順や方法は

本人と一緒に考えましょう。

 

本人に入浴する一連の動作を

イメージさせてあげることで

スムーズに入浴ができるようになります。

移乗の方法

あなたは高齢者の方を

ベッドから車椅子に移す時

安心感のある移乗ができていますか?

 

高齢者の方に

「ちょっとフラフラして危ないねぇ」

「あなたで大丈夫??」

と言われたことはないですか?

 

自分で移動できない高齢者は

移動させてもらう時

不安と恐怖感を抱いています。

 

また、あなた自身が

「上手く移動させてあげられないなぁ」

「力が弱くて支えてあげられない」

と思ったことはありませんか?

 

 

移動する方法も

正しい方法間違った方法があります。

 

 

間違った方法で続けていると

・信頼関係の低下

・転倒のリスク(共倒れ)

・介護する側の腰痛

以上のような良くないことが起こり得ます。

 

 

今回は

高齢者の方を

安心安全に移動できる方法を

お伝えしようと思います。

 

 

ステップ1

動作の前に声掛けをする

 

例えば、

ベッドから車椅子に移動する場合など

声掛けせずに介助すると

高齢者の方はびっくりしてしまいます。

 

また、息を合わせることも大切です

息が合わないと

お互いが思わぬ行動をしてしまい、

転倒する可能性があります。

 

一つ一つ今からすることを

前もって声掛けを行ってください。

 

「今からあの車椅子に移りますよ。

まずは、ベッドに腰掛けましょう。」

 

「次は立ちますよ。支えるので

せーの!で立ちましょう」

 

など

声掛けを必ず行ってください。

 

ステップ2

車椅子の準備

 

実際に移乗する前に

車椅子の点検・確認を行いましょう。

 

・ブレーキの効き具合

・タイヤの空気圧やひび割れなど

・座席の座り心地など

 

ステップ3

車椅子の設置位置

 

車椅子は設置する前に

フットレを上げておきましょう。

サイドガードが上げられる車椅子は上げましょう。

 

 

移乗する際に

車椅子の部位に皮膚が当たって

怪我をする方もいるので注意が必要です

 

車椅子の位置は

一人ひとり乗りやすい位置が違います。

基本は極力ベッドに近づけ

角度は15~30度の位置にしましょう。

 

ステップ3

ご本人の準備

 

※ここでは

介助される側=ご本人

介護する側=介護者

と記載します

 

ご本人が動きやすい姿勢する

・ベッドに浅く座る

・膝よりもお尻が高い位置

 お尻が低いと立ち上がりにくくなります。

・足を引いて、開く

 

ステップ4

車椅子への移乗

 

■ご本人に介助者の首に両腕を回して

つかまってもらう。

介護者はご本人の腰に手を回す。

お互いの身体を密着させる。

 

この時、

身体が離れていると

力が入りにくく、腰の負担も大きくなります。

 

■立ち上がる時は

介護者はしっかり腰を落としましょう

腰を落とすことで安定します。

 

■介助者の車椅子側にある膝の方に

自分の体重をのせる。足先は進行方向に

向けることで腰を捻らずに移乗できる。

 

■ご本人と介助者が一緒に回転する。

密着したままゆっくり座る。



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■車椅子に座ったあとは

浅く座っている場合は

深く座るようにしましょう。

 

 

 

〜NGポイント!〜

介護のスピードが早い

勢いよくドスンと座らせる

 

 

 

緊急時の対応

突然ですが、

 

高齢者の方は

急に体調を崩し、

最悪、が絶たれてしまいます。

 

急変した時

発見者がパニック状態になってしまい、

対応が遅れてしまうケースがあります。


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対応が遅れることで

救える命も救えなくなってしまうのです。

 

 

「こんな時どすればいいの!?」

「え!何をしたらいいの?」

そんの悩んでる時間が命取りです!

 

 

そんな時に今からお伝えすることを

知っているだけで、

対応が早くなり

命を救うことができます。

 

在宅介護では

救急車を呼ぶべきか、

様子をみても大丈夫なのか、

その判断をするのは同居している

家族が判断しなければなりません!

 

 

高齢者の日常生活で多いのは

発熱転倒による骨折

さらには突然の心肺停止です!

 

それぞれの対応策をお伝えします!

 

 

ステップ1

熱が出たとき


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高齢者は自分での体温調節が苦手です。

自分が暑いのか、寒いのかも

判断ができなくなってしまいます。

 

発熱には種類がいくつもあり、

大きく2つの要因があります。

 

1.環境による発熱

高齢者の方は、汗をかきにくくなります

汗は身体の熱を冷ます働きがあるのですが、

その機能が働かない状態です。

  

室温が高い部屋に居ると

すぐに熱中症になる可能性があります。

 

 

2.感染症による発熱

感染症による発熱では、

すでに重症化している場合があるため、

速やかに対策が必要になります。 

 

高齢者がかかりやすい感染症

・肺炎

・尿路感染症、膀胱炎

・胆嚢炎

・風邪やインフルエンザなど

 

 

発熱した時の対応策

 

   体温を下げること!

 

・クーラーなど空調を調整して室温を下げる

氷嚢(ひょうのう)やアイスノンを使用

 氷嚢は首の後ろや脇の下、股のつけ根を

 冷やすのが効果的

解熱剤を使用する

 

※市販の解熱剤はオススメしません!

  副作用が強く表れる可能性あり!

  かかりつけ医から処方されているものを

  使用しましょう。

 

熱以外にも症状がないか

確認が必要です。

食欲の有無、吐き気や腹痛など

普段とは違う症状がないか確認を!

 

熱以外の症状と

1週間以上続く微熱(37℃以上)があれば、

かかりつけ医に相談した方がいいでしょう。

 

発熱と

吐いたり、腹痛が強ければ

すぐに受診してください!

 

ステップ2

転倒したとき

   高齢者の方は転倒しやすい!


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急性期病院では

転倒してしまった高齢者の方が

救急車で運ばれてくるのは

よくある光景です。

 

そのぐらい

在宅では高齢者は転びやすいのです。

そして…

骨折頭のダメージへのリスクが

非常に高いです。

 

なぜ転倒しやすいのか?

それは想像通り

老化に伴う様々な衰えです。

 

高齢者になると

判断力が低下したり、

聴力視力、身体の筋力などが低下します。

 

家の中のちょっとした段差でも

驚異になり得ます。

 

 

転倒の恐怖

     転倒の何が怖いのか?

 

もちろん骨折です!

年齢を重ねるごとに骨は脆くなります。

軽く転けただけで、

骨が折れてることがあります。

 

 

転倒したときに

手足の痛みがあれば、その部位が

骨折している可能性があります。

 

しかし、

背中の骨(腰椎)の場合は

痛みが出ない場合もあるので

注意が必要です。

 

肋骨も脆くて折れやすい骨で、

痛みがない時もあります。

しかし、放置していると

内蔵にダメージを負う可能性があります。

 

転倒して頭を打った時は、

硬膜外血腫といって

数日後に意識障害

起こす場合もあります。

 

そして最も怖いのは…

 

骨折をしてしまうと、

手術やリハビリをしても

完璧に元通りにならないことです!

 

自分で出来ていたことが

出来なくなること。

日常生活動作

下がってしまうことです。

 

 
      転倒の対策

転倒した時より、

まずは【転倒させない】を考えましょう

 

1.生活環境を整える

 

・自宅をバリアフリーにする

 スロープなどを設置し、

 玄関などの段差を無くすこと

 

・必要に応じて福祉用具の設置する

 玄関や階段などに手すりを設置

 

・敷きマットに滑り止めをする

 マットが滑って転ける可能性

 もあります。

 

 

2.筋力トレーニングや体操をする

日常的に下半身の筋肉を鍛えると

しっかりとした歩行が可能です。

 

また、

介護体操を行うことでも

安定した歩行が可能となります。

転倒・腰痛予防!「いきいき健康体操」 - YouTube

 

3.骨を鍛える

骨自体を強くすることで

骨折を防ぐことも可能です。

 

骨を強くするために

適度な運動日光

カルシウムビタミンD

摂取が必要です。

 

カルシウム:骨を作る

ビタミンD:カルシウムの吸収を促す

 

日光を浴びると

カルシウムの吸収率が上がる。

体内でビタミンDが作られる。

ビタミンDは摂取だけでなく、

日光浴が必要です。

 

日光を浴びる時間は

夏:木陰で30分

冬:1時間

を目標にしてください。

 

  転倒した時の対応

どんなに転倒予防をしても

転倒を完全には防ぐことは

難しいでしょう。

 

もし転倒してしまった場合は?

 

・声掛けをして会話が可能か(意識有無)

・痛い部位の確認

・頭を打ったか確認

 

※すぐには動かさないようにしてください! 

 落ち着くまでそのままです。

 

痛みが無く、意識もしっかりしている、

頭を打っていなければ

様子を観てもいいでしょう。

 

転けたことは

かかりつけ医訪問看護

電話で報告してください。

 

強い痛みがある、自分で立てない

意識も朦朧している、頭にタンコブがある

などの症状があれば、

すぐにかかりつけ医へ電話して

指示を受けましょう!

 

 

ステップ3

突然の心停止

 

在宅介護を行う上で

病気や衰弱によって

心停止になっている場合に立ち会う可用性は

非常に高いです。

 

もしもの場面にであったら…

 

まずは

落ち着いてください!

焦れば焦るほど正しい判断が

できなくなります。

 

1.どういう状態か評価しましょう

 呼吸状態:呼吸をしているか

 意識状態:目を開けれるか、返事はあるか

 顔色や外見:顔色や脈はある

 

2.状態が把握できたら、

 病状を詳し知っている

 かかりつけ医に電話しましょう

 

※救急車を最初に呼んでしまうと…

延命治療を望んでいないのに

延命処置が行われる可能性があります。

 

3.延命を望む場合は

 心肺蘇生法を行いましょう!

 

車の運転免許を取るときなどに、

習った人も多いと思います

 

改めて復習しておきましょう!

心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法

 

 

最後に

在宅介護は

いつ何が起きるかわからりません。

もしもの時に備えておく必要があります。

緊急時の連絡先は必ず決めておきましょう。

 

また、本人と「尊厳死」、

「DNR(延命治療を望まない)」に

ついてしっかり話し合いましょう。

サービスの使い方

「介護サービスって

どうやって使うんだろ?」

「使い方がわからない。」

「そもそも介護サービスってなに?」


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と、悩んでる方はいませんか?

 

介護サービスとは

手続きは結構面倒くさいですが、

色々ないいことがあります。

 

 

 

では、

そのサービスは誰が対象どうやって

受けることができるのでしょうか?

 

 

 

ステップ1

介護保険を知る

 

介護サービスは

1〜3割負担で利用できます。

(収入より変動あり)

 

 

利用できる人は2パターンあります。

第1号被保険者

 65歳以上の方で

 要介助、要支援状態である方

 

第2号被保険者

 40~64歳の方で

 特定疾病と診断されていること。

 

ステップ2 

【サービスを受けれるまでの流れ】

 

1.要介護認定を取りましょう。

一定の手続き申請行って

要介護認定を受ける必要があります。

要介護度とは:

どれぐらい介護が必要か判定されるもの

 

2.申請方法

市役所や区役所で申請可能です。

困りごとがあれば、

地域包括支援センター」に

連絡してください。

 

3.申請に用意する物

第1号被保険者は

介護保険被保険者証」。

第2号被保険者の場合は

医療保険」が必要です。

 

その他:

印鑑、かかりつけ医の診察券など

 

3.申請後

市町村に申請すると

一ヶ月後頃に介護調査員が

聞き取り調査にやってきます。

 

この調査では

「日頃どのように生活しているのか」

「どのような介護が必要なのか」など

を質問されます。

実際に体の動きを見たりします。


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4.結果通知

介護認定の結果は30日程度かかり、

自宅に通知書が届きます。

 

通知書には

状態区分」と「有効期間」が

記しています。

 

要介護区分は

要支援1〜2、要介助1〜5の

7段階あります。

 

要支援1以上あれば

サービスが利用できるようになります。

 

5.サービスを受ける前

サービス開始の前に

「どのようなサービスを利用するのか、

いつ、どこで、誰がどのような目的で」を

決めないといけません。

 

サービスの計画書、いわるゆ

「ケアプラン」を決める必要があります。

 

ケアプランの作成は

ケアマネージャーという資格を持った

プロが作ってくれるので安心してください。

 

利用できる介護サービスは12個あります。

要介護度によって

受けられるサービスや回数が

決められています。

サービス編 | 介護保険の解説 | 介護事業所・生活関連情報検索「介護サービス情報公表システム」

 


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どの介護サービスを使用すればいいのか、

ケアマネージャーと相談しながら

プランを立てていきましょう。

 

 

 

仕事と介護

今の日本なら

仕事と介護の両立が可能です!

 

仕事と介護の両立はとても大変ですよね。

介護のために仕事を辞めてしまう…

介護離職が介護離職が問題視されています。

 

 

「父親が倒れてしまって

仕事を辞めないといけない…」

「退職して介護に専念すれば

楽になるかな…」

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 ちょっと待ってください!

 

仕事を辞めて介護に専念すれば、

確かに楽になるでしょう。 

しかし、貯金を取り崩す

無収入の日々が始まります。

 

再就職も難しく、

後悔するという方も多くいます!

 

 

では、どのようにして

仕事介護を両立していけばいいのか?

 

 

 

ステップ

 【職場に職務環境の改善を求める】

 

まずは、介護が始まったこと

自分の現状を上司担当者

報告してください。

 

次に業務時間や給料など

自分の要求相談しましょう。

 

なかなか話し辛いかもしれませんが、

仕事と介護の両立するための第一歩です!

 

ステップ2

  【政府が作った制度を利用する】

 

介護離職を無くすため

政府が様々な制度を用意しています。

 

 

介護休業制度

要介護状態の家族を介護するために

まとまった休日が取れる制度

対象家族1人につき、通算93日までの

休みを3回に分けて取ることがてきる。

 

 

介護休暇制度

単発の休日を取得できる。

介護だけではなく

通院買い物の付き添いで休日の取得が可能

 

対象家族1人につき1年に5日

 

 

勤務時間の短縮措置

要介護状態の家族を介護する従業員は

事業主から次のような措置が可能。

 

・短時間勤務

フレックスタイム制

・始業や終業時刻の

 繰り上げ、繰り下げ(時差出勤)

・労働者が利用する介護サービス費用の

 助成、またはこれに準ずる制度

 

 

時間外労働・深夜業を制限する制度

要介護状態の家族を介護する従業員は

業務に重大な支障のない限り、

1カ月で24時間、1年で150時間を超えて

時間外労働をさせてはならない。

午後10時~午前5時の深夜労働も禁止

 

 

介護休業給付金

介護のための休業をした人に支給される。

ただし、条件があるため要確認

 

多くの支援制度があるため、

是非利用してください。

使用方法や詳しいことが知りたい場合は

 

厚生労働省

『「介護離職ゼロ」ポータルサイト』を確認してください。

介護離職ゼロ ポータルサイト

 

最後に

1番大事なのは、一人で抱え込まないこと

介護は家族全員で支え合うものです。

身近な人に相談することから始めましょう!