現役看護師が教えるストレスフリーな介護術

辛い介護の日々をもっと楽にしていきましょう!

オムツの使い方

オムツを使用している方で

オムツをしているのに

尿がパットから漏れてしまう」 

 

そんな経験はありませんか?


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尿が漏れてしまうということは

ズボンの着替えや

布団のシーツ替えなど

後始末が大変になりますよね。

 

つまり、

余計な手間がかかってしまいます!

 

また、これからオムツを使い始める方も

「どうやって装着したらいいの?」

「交換の仕方がわからない」など

戸惑ってしまう方もいると思います。

 

今回は

オムツの正しい装着方法

尿漏れを起こさない方法を紹介します。



 

ステップ1

オムツ交換をする前に

 

オムツする側

オムツ交換をする側

お互いに心理的な抵抗感はあると思います。

 

しかし、

オムツ交換を怠ってしまうと

かゆみカブレなど

様々な皮膚トラブルを引き起こします。

 

更に、

オムツ内を不潔にしていると

尿路感染症になってしまう

可能性があります!

 

オムツ交換は

とても大切なことなのです!

 

オムツ交換への抵抗感は

数をこなすことで

慣れてくるはずです。

 

 

ステップ2 

オムツ交換の準備

 

オムツ交換に必要な物は

・使い捨てビニール手袋

・使い捨てビニールエプロン

・おしり拭き

・洗浄ボトル+液体洗浄液など

・新しいオムツとパット

 

使い捨ての手袋とエプロンは必須です!


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汚物には多くの細菌ウイルス

潜んでいるため、

本人だけでなく介護する側も感染から

身を守るためにも必要になります。

 

 

 

ステップ3

オムツ交換の手順

 

オムツ交換は手際良く

短時間で済ませましょう。

 

 

1.始める前にまずは声掛けをする

どんな介助もそうですが、

オムツ交換は特にデリケートな事なので

声掛けをして同意を貰いましょう。

 

2.エプロンと手袋を装着する

感染予防や不潔な領域を広げないために

必要になります。

 

3.オムツを準備する

オムツにはギャザーという部分があります。

そのギャザーを立てることがポイントです。

この部分が尿漏れを防いでくれます。

 

パットにもギャザーが付いているので、

しっかり立てておきましょう。

 

4.汚れたオムツを除去して、陰部を洗う

陰部を洗う時は

洗浄ボトルがあると便利です。

 

洗った後はカブレの原因にもなるので、

水滴をしっかり拭き取りましょう。

特に女性の場合は尿道と肛門が近いので、

尿道から肛門に向って拭いてください。

 

 

      〜ポイント〜

お尻の皮膚の状態を観察しましょう。

皮膚が赤くなったり、乾燥していないか

確認をしてください。

 

5.漏れないオムツの当て方

 

オムツと尿とりパッドの

ギャザーをしっかり立てる

 

 

尿とりパッドを尿の出る場所に密着させる

 

 

足の付け根に隙間ができないように

テープを貼る位置を調節する

 

 

重要なポイントは

パッドのあて方

ギャザーの使い方です!

 

パッドを重ねて使ったり、

大きなパットやオムツを使用すると

隙間ができ漏れる確率が高くなります。

 

 

つまり、

漏れを防ぐためには

パットを増やしたり

大きなオムツを使用するのではなく、

パットの当て方が重要になります。

 

 

 

早速、尿漏れが起きている場合には

パットがしっかり当たっているか

サイズ感は合っているか

を確認してみてください。


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